MySQL – テーブルの作成クエリーを表示する

作成済みのテーブルの作成クエリーを表示させることができる。

SHOW CREATE TABLE テーブル名\G

列は1列だが幅が広いので\Gで縦表示している。

 

MySQL – レコード登録・更新のタイムスタンプ

レコードを登録・更新した場合のタイムスタンプを保存するためのテーブル設定。

  • 日時の型はDATETIMEで設定
  • 作成時の初期値を作成時点の日時とするにはDEFAULTを指定
    • DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP
  • 更新時に更新時点の日時で書き換える場合はON UPDATEを指定
    • ON UPDATE CURRENT_TIMESTAMP

テーブル作成のSQL例。

SQL実行結果。

テストデータ登録。

2つ目のデータを変更して、更新日時が変更されていることを確認。

 

Laravel – 現在のURLの取得

url()ヘルパー

ヘルパーLaravel - url()を参照。現在のドメインやURLに関する情報が得られる。

Route::current()

以下のメソッドでドメイン名を除いた現在のフルパスが得られる。

これとurl()ヘルパーを組み合わせて、以下でもカレントパスを得られる。

 

Git – リモート – 新しいリポジトリー

概要

新しくリポジトリーを作成してリモート~ローカルの連携を始めるには、以下の2つの方法がある。何れの方法でも、まずリモートリポジトリーを作成しておく必要がある。

  • リモートのリポジトリーをローカルにcloneする方法
  • リモートのリポジトリーにローカルリポジトリーをpushする方法

また、その後の接続・認証方法(https/SSH)に応じて、URLの指定方法が異なる。

リモートリポジトリー作成

いずれにしてもリモート上に新たなリポジトリーを作成し、リモートリポジトリー本体とそのURLを確定させておく必要がある。

ここではGitHub上に新たなリポジトリーtestを作成する。

方法1:Gitでclone

流れ

リモートで作成したリポジトリーをローカルでcloneして変更を加えていく。リポジトリーに対して、プロジェクトディレクトリーなどを加えていく。

最初のcloneで指定したURLによって、その後のアクセスがhttpsかSSHが決まる。

git cloneコマンドの実行

リポジトリーのワーキングツリーの「親ディレクトリーで」、リモートリポジトリーをclone。リモートリポジトリー作成直後では、「空のリポジトリーをcloneしている」旨の警告が表示される。リモートでREADME.mdを作成していればこの警告は出ない。

cloneの際のURLの指定方法によって、その後のアクセス方法がhttpsかSSHかが決まる。ここではSSH認証になるようにURLを指定している。

git@github.com:アカウント/リポジトリー名.git

ワーキングツリーへの移動

cloneの結果作成されたワーキングツリーに移動する(意外にこれを忘れる)。

空のリモートリポジトリーをcloneした状態ではディレクトリーは空で、ブランチも定義されていない。リモートでREADME.mdを作成していればディレクトリーにはファイルが存在し、GitHubならブランチ名はmainになっている。

ローカルでの作業・コミット

ここではテキストファイルtest.txtを1つ作ってコミットする。

プッシュ

cloneの際にSSH認証のURLを指定しているので、以後はSSHによるpush/pullになる。

方法2:Gitからのpush

リモートリポジトリーを作成しておき、そこにGitで作成したローカルリポジトリーをプッシュする。プロジェクトディレクトリーそのものをリポジトリーとしてpush可能。

ローカルリポジトリー作成

ワーキングツリーのディレクトリーを作成し、そこでgit init

ローカルリポジトリーで作業・コミット

ここではテキストファイルtest.txtを1つ作ってコミットする。

単にpushするとエラー

このままpushしようとしても、相手先のリモートの所在がわからないためエラーになる。

リモートリポジトリー追加

リモートリポジトリーのURLを指定して追加。

git remote add リモート名 URL

URLはhttpsとSSHで異なってくるが、ここではSSH認証のURLを指定。

git@github.com:アカウント/リポジトリー

追加されたリモートリ名は以下で確認できる。

git remote -v

プッシュ

ブランチ名のmainへの変更

git init直後にブランチ名がmasterになっている場合、リモートがGitHubのデフォルトならmainに変更する必要がある。

ブランチ名をmainに変更する。カレントブランチのブランチ名変更はgit branchコマンドで-m/-M/--moveオプションを使う。

git branch -m/-M/--move 変更後ブランチ名

初期プッシュ

最初のみ上流ブランチを指定してプッシュ

git push -u/--set-upstream リモート リモートブランチ

上流ブランチを指定しないとpushのたびにリモートとリモートブランチを指定する必要がある。

これ以後はgit push/pullのみで可能となる。

プッシュ結果の確認

方法1・方法2とも、GitHubなどのリモートでプッシュの反映を確認できる。

 

 

 

Git – rebase -i~コミットの統合

概要

git rebaseは今いるブランチのベースを変更するが、-i (intaractive)オプションを付けることで、複数コミットを統合することができる。

interactiveという通り、その過程で何度かエディターが起動して操作内容が表示され、コミット統合に必要な内容に書き換えていく。

準備

以下のように、sample.txtに1行ずつ追加するコミットを含むリポジトリーを準備する。

2つのコミットの統合

rebaseコマンド

main-2main-3のコミットを統合するため、その直前=main-1のコミット直後を指定してrebaseする。このとき-iオプションを付けることで、リベースの過程での操作を指定できる。

各コミットへの対応記述

rebaseを実行するとエディターが起動して以下のように表示される。

  • この段階では、ベースとなるmain-1より後のmain-2main-3の2つのコミットについて、そのまま適用されることになる
  • つまり、main-1コミットの後にmain-2main-3がそのまま連なることになり、何も変わらない
  • これを、main-2main-3をまとめた上でmain-1の後に来るようにしたい

Commands:のところを見ると、以下のように読める。

  • p, pickはそのコミットをそのまま使う
  • s, squashはそのコミットを使うが、1つ前のコミットに統合(融合?)させる

そこで、後の方のコミットmain-3pickからsquashに変更する。こうすれば、main-2コミットはそのまま使われ、そこにmain-3コミットも統合されるはず。

コミットメッセージの編集

上記の内容で保存・終了すると、さらにエディターが起動して以下のように表示される。

2つのコミットを1つにするので、コミットメッセージを1つだけにして、終了の空行を入れる。

処理結果

上記の内容を保存・終了すると、rebaseの処理内容が以下のように表示される。

ログで確認すると、main-2main-3が1つにまとめられ、指定したコミットメッセージになっている。

コミットをまとめただけなので、sample.txtの内容は変化しない。

3つ以上のコミットの統合

main-13の3つの連続するコミットをまとめるため、その直前のコミットを指定してrebase。

エディターが起動。

以下のようにpicksquashに変更して保存。これにより、main-2main-1に統合され、そこにmain-3も統合される。

再度エディターが起動。

統合後のコミットメッセージを編集して保存・終了。

実行結果。

3つのコミットが1つにまとめられた。

イニシャルコミットとの統合

一番最初のコミットと統合するには、以下のコマンドを使う。

git rabase -i --root

以下の例では、README.mdを修正した2つ目のコミットを1つ目のInitial commitに統合している。

リモートへの反映

リモートからpullしたリポジトリーの場合、そのままではpushできない。

ローカルでのrebaseの結果をリモートにそのまま反映するには、push -fで強制的に上書きする。

ただし他のローカルでその内容を反映させるには、改めてcloneする必要がある。

 

Git – マージ – squash~ブランチをまとめて取り込む

概要

git merge--squashオプションを付けると、指定したブランチの全コミットを1つにまとめて今のブランチに追加する。

準備

以下のようなリポジトリーを使う。

  • mainブランチのコミットでREADME.txtに新規書き込み
  • topicブランチの2つのコミットでREADME.txtに新規書き込みと1行追加

マージ

mainブランチで、--suquashオプションを指定してgit mergetopicブランチをマージ。今回は同じREADME.txtを編集しているので競合が発生している。

README.txtの競合状態を確認。

README.txtを編集して競合を解消。

結果をadd、コミット。

no-fast-forwardマージとしてエディターが起動。内容を確認して保存・終了。

コミット結果が表示される。

ログで確認。topicブランチでの2つのコミットが1つのsquashed commitとしてつなげられた。

マージの取り消し

git reset --hard ORIG_HEADでマージ前に戻ることができる。

ログも元に戻る。

 

Git – cherry-pic – コミットを取り込む

概要

  • git cherry-pickは他のブランチのコミットの一部を今のブランチに取り込む
  • 1つないし複数のコミットを指定可能
  • 結果は自動的にコミットされるが、-nオプションでステージングのレベルに留めることができる

英語の”cherry pick”はサクランボ狩りのことで、いいサクランボを選んで摘むことから、次のような使われ方をするようだ。

  • 自分の気に入ったものだけを選ぶ
  • 選り好みする
  • 品物や人材を厳選する
  • 目玉商品を探し漁る
  • 都合のいいデータ・証拠だけを選んで偽装する

準備

次のような内容のローカルリポジトリーを使う。それぞれのコミットで、対応するファイルが作成される。

cherry-pick実行

mainブランチに、topicブランチのtopic1コミットだけを取り込みたいとする。

mainブランチで、topic1コミットのチェックサムを指定して取り込む。

git cherry-pic コミット指定

結果は以下の通りで、topicブランチのtopic1コミットがmainブランチにマージされている。

暫定的なcherry-pick

-nオプション

コミットせずに確認だけしたい場合は-nオプションを付ける。そうすると、コミットはされずにステージングエリアに上げられた状態で留まる。

ワーキングツリーではファイルは作成されている。

しかしコミットされていないので、ログには反映されていない。

ファイルはステージングエリアにあり、コミット前の状態。

暫定cherry-pickの破棄

暫定的なcherry-pickの内容を破棄したい場合は、addを取り消してファイルを削除する。

まず、git reset HEADaddを取り消す。

そして作成されたファイルを削除。

暫定cherry-pickのコミット

-nオプションによる暫定的なcherry-pickの結果を正式にコミットしたい場合は、git commitを実行する。

ログで確認。

 

Git – reset – コミットの巻き戻し

概要

  • git resetは指定したコミットの実行直後まで処理を巻き戻す
  • それより後のコミットの実行結果は取り消され、履歴も消される
  • コミットの指定には、HEADからの相対指定による方法と対象コミットの絶対指定による方法がある
  • 直前のresetのコミット位置はORIG_HEADに保持されているので、resetの取り消しは可能

準備

Git – タグで使った以下のリポジトリーを流用。

最新のsample.txtの内容を確認。

HEADからの相対位置でreset

HEADから2つ遡ったcommit-1終了時までresetするため、HEAD~~を指定。

get reset --hard HEAD~~

あるいは2つ前を数値指定することもできる。

get reset --hard HEAD~2

ログを確認すると、commit-1以降のコミットがなくなっている。

sample.txtの内容も、commit-1実行直後の内容になっている。

resetの取り消し~ORIG_HEAD

reset前のコミット位置はORIG_HEADに保持されている。以下のコマンドで、直前のresetを取り消すことができる。

git reset --hard ORIG_HEAD

ログも元に戻っている。

コミットを絶対指定したreset

遡りたいコミットのチェックサム(の一部)やタグを指定してリセットできる。

先の例でcommit-1まで遡りたい場合、以下は等価。

  • git reset --hard f69f176435cf6436c3b3329af644999ba96da862
  • git reset --hard f69f176
  • git reset --hard beta

チェックサムの一部は元のチェックサムの一部になっていて、git log --onelineでも表示される。

 

Git – revert – 取り消しコミット

概要

“revert”は「元に戻す」意味。

  • git revertはコミットの内容を元に戻すためのrevertコミットを実行する
  • それまでのコミットの履歴を残したまま、その内容を打ち消す

準備

Git – タグで使った以下のリポジトリーを流用。

HEAD位置のコミットの内容を確認。commit-3でファイルに1行追加している。

sample.txtの内容も確認しておく。

revert実行

git revertでHEAD位置のコミットを指定。

git revert HEAD

実行するとエディターが起動し、revertコミットのデフォルトメッセージが表示される。

このままの内容で保存・終了すると、git revertの実行結果が表示されている。

ログを確認するとcommit-3は残ったままで、その後にRevert "commit-3"コミットが実行されている。

ファイルの内容はcommit-3の実行前に戻っている。

revertのrevert

revertコミットをさらにrevertすると元に戻る。

ログにも2回のrivertコミットの記録が残る。

sample.txtの内容も元に戻っている。

飛び越しはできない

冒頭のログの状態で、直前のコミットの1つ前のコミットを直接revertしようとするとエラー。

1つずつ遡るのは可能

まず直前のコミットをrevert。

ログ確認。

その上でcommit-2(ver_1.1タグ)のコミットをrevertは可能。

ログには2回のrevertコミットが残っていて、コミットを遡りながら1行ずつ追加された行を削除している。

ファイルはcommit-2実行前の状態に戻っている。

 

Git – タグ

準備

GitHubに空のリポジトリーを作ってクローン。

軽量タグ(lightweight)

コミット

ファイルを1つ作成してコミット。

コミット後のログ。

タグ付け~git tag ...

HEADがあるコミットにタグをつけるには以下のコマンド。

git tag タグ名

ログにタグが反映された。

注釈付きタグ(annotated)

コミット

ファイルに変更を加えてコミット。

タグ付け~git tag -a ... -m ...

このコミットに注釈付きタグをつける。

git tag -a タグ名 -m "注釈"

ログでの表示は軽量版と同じ。

タグの一覧

タグ名のみ~git tag

タグ名のみの一覧はgit tagで表示できる。

注釈付き~git tag -n

タグの注釈も含めて表示するには以下のコマンド。軽量版はコミットのコメントが表示される。

git tag -n

タグの削除~git tag -d

タグ名を指定して削除するコマンド。

git tag -d タグ名

タグ一覧で削除の確認。

ログで削除の確認。

過去のコミットへのタグ付け

特定のコミットにタグをつける場合は、コミットのチェックサム(一部でもよい)を指定する。

git tag タグ名 チェックサム(の一部)

タグの追加の確認。

タグの詳細表示~git show ...

タグの突いたコミットの詳細を見るのにgit showでコミットのチェックサムを指定する代わりにタグ名を指定できる。注釈付きタグの場合は、タグに関する情報も表示される。

リモートへの反映~git push --tags

単にgit pushしただけではタグは反映されない。

上部のtagsが0のまま。

タグをリモートに反映させるには、以下のように--tagsオプションをつける

git push --tags

ただしgit push --tagsはタグのみをプッシュする。

tagsが2となっている。

tagsをクリックするとタグ一覧が表示され、そのコミットに飛んだりzipをダウンロードできる。