Boids 3.xの概要
Boids 3.xでは、群として行動している集団に「敵(Enemy)」を投入する。BoidがEnemyを避けるように行動ルールを加え、群としてどのような行動パターンとなるかを確認する。
Boids 3.0 – 基本コード
敵を導入する準備として、Creature
クラスの抽象化・テンプレート化などの大幅な改定を行った。挙動はBoids 2.3と変わらない。
Boids 3.1 – 敵の導入
このバージョンで「敵(Enemy)」を導入する。
- Boidの群の個体数に比べて、Enemyの個体数は高々数個程度
- Enemyは互いの衝突を分離行動によって避けるが、Boidに対しては意識しない
- BoidはEnemyが視野に入ると回避行動をとる
- 回避行動は分離行動より大きい角度で方向を転換させるのみ
デモンストレーションのBoidsの様子は、あたかも小魚が天敵の魚を避けるような行動パターンをとっている。BoidがEnemyを回避するのはEnemyが前方にいるときだけだが、群としての回避パターンはよく再現できている。