プロンプトの書式の確認
Vagrant上のCentOS7でシェルはbash。プロンプトは以下のようになっている。
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[vagrant@localhost env1]$ |
この書式はPS1変数で設定されている。
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$ echo "$PS1" [\u@\h \W]\$ |
それぞれの意味は以下の通り。
\u
:ユーザー名\h
:ホスト名\W
:カレントディレクトリー
プロンプトの変更例
$
や#
だけにする
プロンプトの後にスペースを入れておく。
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$ export PS1='\$ ' $ |
ユーザー名と時刻にする
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$ export PS1='\u-\t>' vagrant-15:45:45> |
一部に色を付ける
以下はユーザー名と時刻を表示して、ユーザー名を青にしている(ターミナルではvagrant
が青で表示される)。
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$ export PS1='\e[34m\u\e[39m-\t>' vagrant-15:47:23> |
常時設定する
~/.bashrc
にexport
文を加える。
プロンプト書式に使える記号
以下の記号が使える。
\d
:日付\h
:ホスト名の最初のブロック\H
:ドメイン名まで含めたホスト名\s
:シェルの名前\t
:時間~24時間制\T
:時間~12時間制\@
:時間~AM/PM形式\u
:ユーザー名\w
:カレントディレクトリー\W
:カレントディレクトリーのベース名\!
:コマンドの履歴番号\$
:一般ユーザーは$
、rootなら#
\\
:バックスラッシュ
色の設定
色設定はエスケープシーケンスで行う。
- 設定開始:
[ESC]+'['+[色コード]+'m'
- 設定解除:
[ESC]+'['+'39'+'m'
色コードには前景色と背景色がある。
- 前景色:30~37、90~97
- 90~97は明るめの色
- 背景色:40~47
- 100~107は明るめの色
- 拡張指定:38
- 256カラーレベル:38;5;n、48 ;5;n
- RGB指定:38;2;r;g;b、48;2;r;g;b
- 色設定解除:39
前景色 | 背景色 | |
Black | 30 | 40 |
Red | 31 | 41 |
Green | 32 | 42 |
Yellow | 33 | 43 |
Blue | 34 | 44 |
Magenta | 35 | 45 |
Cyan | 36 | 46 |
White | 37 | 47 |