たとえば全国の行政界データを持っていて、そこから特定の県だけ抜き出したレイヤを作りたいとき。大まかな手順は以下の通り。
- 抽出対象の地物をフィルタで抽出
- 抽出後の状態で「領域またはシングルクリックによる地物選択」ボタンを押す
- 領域を選択してフィルタ後の地物を全選択
- メニューの「編集」→「地物のコピー」
- メニューの「編集」→「新規レイヤへの地物の貼り付け」→「新規ベクタレイヤ」
- 「空間参照システム」ダイアログで座標系を選択(JGD2000)
- 新規Shapeファイルの保存先ディレクトリとファイル名を指定してOK
例として国土数値情報の全国の行政界データから神奈川県の市区町村のみ取り出す手順をまとめる。
神奈川県の市区町村のみフィルタリングした状態から「領域またはシングルクリックによる地物選択」ボタンを押す。
フィルタリングされた神奈川県全体を覆うようにドラッグして地物を選択し、「編集」→「地物のコピー」。
続けて「編集」→「新規レイヤへの地物貼り付け」→「新規ベクタレイヤ」。
「空間参照システム選択」ダイアログで座標システムを指定。この場合はデフォルトのJGD2000のまま。
OKを押すと「ベクタレイヤに名前を付けて保存」ダイアログが立ち上がるので、「ブラウズ」で新しいフォルダとファイル名を指定してOK。
「保存されたファイルを地図に追加する」にチェックが入っていれば、新しく作成されたShapeファイルのレイヤがレイヤパネルに追加されて表示される。