概要
以下の単振動に関する方程式の解法を整理した。
(1)
変数変換による方法
式(1)の両辺にdx/dtを掛けて変形する。
(2)
これをtで積分して以下を得る。
(3)
ここでC = ω2A2とおいて
(4)
さらにx = A cos θとおいて、
(5)
θの解は以下の様になる。
(6)
x = A cos θだったので、以下を得る。
(7)
初期条件から
(8)
これより以下の解を得る。
(9)
オイラーの公式を使う方法
式(1)の解を以下の様に置く。
(10)
これを式(1)に代入して
(11)
この解を式(10)に代入して2つの関数が得られるが、式(1)の一般解はこれらの線形結合として得られる。
(12)
ここで以下のオイラーの公式を適用する。
(13)
これにより式(12)は以下のように書ける。
(14)
xが実数解を持つために、cos, sin双方の係数が実数となるよう、複素係数C1, C2を以下の様に置く。
(15)
これにより、式(16)は以下の様に変形される。
(16)
三角関数の和の関係から、上式は以下の様に表せる。
(17)