概要
以下の単振動に関する方程式の解法を整理した。
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変数変換による方法
式(1)の両辺にdx/dtを掛けて変形する。
(2) 
これをtで積分して以下を得る。
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ここでC = ω2A2とおいて
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さらにx = A cos θとおいて、
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θの解は以下の様になる。
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x = A cos θだったので、以下を得る。
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初期条件から
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これより以下の解を得る。
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オイラーの公式を使う方法
式(1)の解を以下の様に置く。
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これを式(1)に代入して
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この解を式(10)に代入して2つの関数が得られるが、式(1)の一般解はこれらの線形結合として得られる。
(12) ![]()
ここで以下のオイラーの公式を適用する。
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これにより式(12)は以下のように書ける。
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xが実数解を持つために、cos, sin双方の係数が実数となるよう、複素係数C1, C2を以下の様に置く。
(15) 
これにより、式(16)は以下の様に変形される。
(16) ![]()
三角関数の和の関係から、上式は以下の様に表せる。
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