定数数列
定数数列の和は、定数の項数倍。
(1) 
等差数列
等差数列
の和は、初項と末項の和に項数を乗じた数の1/2。
(2) 
特に、
(3) 
証明1
等差数列の
項目までの和を
とすると、
(4) 
証明2
式(3)を使って、
(5) 
等比数列
等比数列
の和は以下の通り。
(6) 
特に、
(7) 
証明
等差数列の
項目までの和を
とすると、
(8) 
等比・等差の複合数列
等差部分と等比部分の両方を含んだ数列の部分和。
(9) 
証明1
一般的な部分和の差を用いる方法。
(10) 
証明2
微分を用いる方法。等比数列の公式、
(11) 
の両辺を
で微分すると、
(12) 
両辺を
倍して同じ式を得る。
べき乗の数列
∑k2
(13) 
証明
以下の式から出発する。
(14) 
これより、
(15) 
∑k3
(16) 
証明
上記と同じように、
(17) 
これより、
(18) 
階差数列
数列
の階差数列が扱いやすい数列の場合。
(19) ![]()
の各項は、
~
の和をとることで以下のように得られる。
(20) 
【例】
の階差数列が
で
のときの数列
は以下のようになる
![]()
この数列の一般項は、
(21) 
上式は
の時も初期条件
を満足する。