変数
変数の定義
変数は定義した時点で作成される。型指定や宣言のためのキーワードはなく、変数確保のためには何らかの値で初期化する。
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# print var # NameError var = 10 print var # 10 |
内容の書き換え
変数の内容は、異なる型のもので任意に置き換え可能。
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var = 1 print( var ) # 1 var = "override" print( var ) # override |
演算子
代数演算子
加減算(+/-)、乗算は一般的だが。除算系は以下に注意。
除算系
整数同士の除算は浮動小数点数となる。Python2から扱いが変更。
1 |
6 / 3 # 2.0 |
//演算子は商が整数となる除算、%演算子は剰余を返す。
// | 切り捨て除算 |
% | 剰余 |
1 2 |
5 // 3 # 1 5 % 3 # 2 |
詳しくは整数除算を参照。
べき乗
1 |
2 ** 3 # 8 |
ビット演算子
~a | ビット反転 |
a & b | AND:論理積 |
a | b | OR:論理和 |
a ^ b | XOR:排他的論理和 |
a << n | nビット左シフト |
a >> n | nビット右シフト |
代入演算子
+=、-=、*=など。
インクリメント(++)/デクリメント(–)演算子はない。
比較演算子
同値性
==、!=、<、>、<=、>=は標準的。
同一性・包含
a is b | aとbが同一である |
a is not b | aとbが同一でない |
a in b | aがbに含まれる |
a not in b | aがbに含まれない |
比較演算子については「同値性と同一性」についても参照。
ブール演算子
a and b | aもbもTrueのときTrue、それ以外はFalse |
a or b | aかbがTrueのときTrue、aもbもFalseのときFalse |
not a | aの否定 |
条件演算(3項演算子)
以下の式は、conditionが真であればtを、偽であればfを返す。
1 |
t if condition else f |
文字列演算子
a + b | 文字列aと文字列bを連結 |
a * n | 文字列aをn回繰り返す |
a[n] | n番目の文字を取り出す(0文字目からカウント) |
a[n:m] | n~m-1番目までの文字列を取り出す |
a[n:] | n番目以降の文字列を取り出す |
a[:m] | 先頭からm-1番目までの文字列を取り出す |
a[n:m:s] | n~m-1番目の文字列をs個飛ばしで取り出す |