Java – プリミティブ型 – 最大値・最小値

概要

数値表現可能なプリミティブ型の最大値・最小値は、それぞれのラッパークラスの定数として定義されている。

WrapperClass.MAX_VALUE
WrapperClass.MIN_VALUE

整数型、実数型、文字型で、それぞれの意味が異なる。

整数型の最大値・最小値

整数型の最大値・最小値は、それぞれのビット長で表現可能な符号付整数の最大値(正数)、最小値(負数)。

byte型

short型

int型

long型

整数型のオバーフロー/アンダーフロー

整数型の最大値を超える演算や最小値を下回る演算をすると、その方の範囲内のビットパターンで表現される値になる。

実数型の最大値・最小値

実数型の最大値・最小値は整数型と異なり、次の値。

最大値
正の数で表現できる最大の数
最小値
正の数で表現できる絶対値が最も小さい数

したがって、負の領域で表現可能な最小値は最大値のマイナス、負の領域で表現可能な絶対値が最小の数は最小値のマイナスになる。

float型

double型

実数型のオーバーフロー/アンダーフロー

実数型の最大値を超える演算をするとInfinityまたは-Infinityになる。

実数型の最小値の絶対値を下回る計算をすると、0.0または−0.0になる。

文字型の最大値・最小値

char型

char型の最小値は文字コード0の文字、最大値は文字コード65535の文字。

文字型のオーバーフロー/アンダーフロー

char型の最大値を超える演算や最小値を下回る演算をすると、それで表現可能な整数型に変換される。

 

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