numpy – 配列の統計計算(一次元配列)

概要

一次元配列について、様々な統計関係の計算をするメソッド群。

同じ機能のメソッドがnumpy、ndarrayのメソッドとして準備されている。例えば一次元配列vについて最小値を求めるメソッドは、numpy.min(v)v.min()のいずれも同じ結果を返す。

最小値・最大値

一次元配列の要素のうち最小値/最大値を返す。

numpy.min(v)
numpy.max(v)
v.min()
v.max()

結果は同じなので、numpyのメソッドについて実行例を示す。

総和・総積

一次元配列の全要素の和・積を返す。

numpy.sum(v)
numpy.prod(v)
v.sum()
v.prod()

平均・分散・標準偏差

一次元配列の要素の平均、分散、標準偏差を返す。分散は標本分散なので、不偏分散が必要な場合はvar()*n/(n-1)とする(ただしn=len(v))。

numpy.mean(v)
numpy.var(v)
numpy.std(v)
v.mean()
v.var()
v.std()

     \begin{eqnarray*} \overline{V} &=& \frac{1 + 2 + 3 + 4}{4} = 2.5 \\ {\rm Var}(V) &=& \frac{(1-2.5)^2+(2-2.5)^2+(3-2.5)^2+(4-2.5)^2}{4} \\ &=& \frac{2.25+0.25+0.25+2.25}{4} = \frac{5}{4} \\ &=& 1.25 \\ \sigma_V &=& \sqrt{1.25} = 1.1180 \ldots \end{eqnarray*}

累積和・累積積

一次元配列の要素について先頭から累積して積・和を計算し、それらを要素とする配列を返す。

numpy.cumsum(v)
numpy.cumprod(v)
v.cumsum()
v.cumprod()

 

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