単位時間当たりの到着率のポアソン過程において、時間の間に回の到着が発生する確率を考える。
を等分し、とする。この間に回の到着が発生し、回は到着が発生しないとすると、その確率は次の二項分布で表される。
(1)
この式を、以下のように展開しておく。
(2)
ここでの極限を考える。まず前2項については、
(3)
また3項目についてはとおいて、
(4)
通常、Poisson分布の表現は上式においてとして表現されるが、この場合のは観測時間内の平均到着数として考える。ここでは、単位時間あたりの到着率と観測時間を明確にするためと表現した。
以上から、到着率のポアソン過程において、観測時間の間に回の到着が発生する確率は以下のPoisson分布で与えられる。
(5)