Dissolveで停止
QGISで国土数値情報の行政区域を市区町村単位でマルチパート化し、都道府県単位に融合しようとしたところ、以下のような警告が出て処理が停止した。
メニューから「ベクタ」→「ジオメトリツール」→「有効性チェック」で無効な部分を表示させたが、最大限拡大しても交差等の異常は見つけられなかった。
そこで、次の方法で無効なジオメトリ―を無視して処理を続行させるように設定したところ、Dissolveが完了した。
無効なジオメトリーの無視
まず、メニューから「プロセッシング」→「ツールボックス」を選択。
すると画面右側にプロセッシングツールが表示されるので、オプションアイコンをクリック。
オプションの「無効な地物のフィルタリング」が、デフォルトでは「・・・アルゴリズムの実行を停止する」になっているので、これをダブルクリックして「不正なジオメトリの地物を無視」を選択する。
そして再度Dissolveを実行すると、以下のように警告がずらりと表示されるが、処理は進んでいく。
そして都道府県単位での融合が完了した。
無効なジオメトリーの確認
ただし無効なジオメトリーは修正していないので、都道府県境界上にそのような個所があれば、無効な状態のまま残っている可能性がある。
ベクタ→ジオメトリツール→有効性チェックで確認したところ、無効なジオメトリーや「不正なジオメトリの出力レイヤ」と「エラー部分の出力レイヤ」には何も存在しなかった。