QGIS3 – 無効なジオメトリ―の無視

Dissolveで停止

QGISで国土数値情報の行政区域を市区町村単位でマルチパート化し、都道府県単位に融合しようとしたところ、以下のような警告が出て処理が停止した。

メニューから「ベクタ」→「ジオメトリツール」→「有効性チェック」で無効な部分を表示させたが、最大限拡大しても交差等の異常は見つけられなかった。

そこで、次の方法で無効なジオメトリ―を無視して処理を続行させるように設定したところ、Dissolveが完了した。

無効なジオメトリーの無視

まず、メニューから「プロセッシング」→「ツールボックス」を選択。

すると画面右側にプロセッシングツールが表示されるので、オプションアイコンをクリック。

オプションの「無効な地物のフィルタリング」が、デフォルトでは「・・・アルゴリズムの実行を停止する」になっているので、これをダブルクリックして「不正なジオメトリの地物を無視」を選択する。

そして再度Dissolveを実行すると、以下のように警告がずらりと表示されるが、処理は進んでいく。

そして都道府県単位での融合が完了した。

無効なジオメトリーの確認

ただし無効なジオメトリーは修正していないので、都道府県境界上にそのような個所があれば、無効な状態のまま残っている可能性がある。

ベクタ→ジオメトリツール→有効性チェックで確認したところ、無効なジオメトリーや「不正なジオメトリの出力レイヤ」と「エラー部分の出力レイヤ」には何も存在しなかった。

 

 

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