Rails – プロジェクトの生成と確認

概要

Railsのプロジェクトの開始は、おおむね次の手順による。

  1. プロジェクトファイル群の生成
  2. タイムゾーン設定
  3. MySQLサーバー起動
  4. Railsサーバー起動

ここまででRailsが準備したデフォルトのページが表示される。

手順

プロジェクトファイル群の作成

コマンドラインで以下を実行。RailsはデフォルトでSQLiteを使うので、MySQLを使うためにはプロジェクト生成時に指定する。

rails new project_name -d mysql
rails new project_name --database=mysql

project_nameでディレクトリーが作られ、その下にサブディレクトリ―やファイル群が作成される

タイムゾーンの設定

project_name/config/application.rbファイルを開く

以下の2行をclass Application...endの間、config.load_defaultsの下に追加

database.ymlの編集

MySQLをデータベースに指定しているので、config/database.ymlの編集が必要になる。

最低限、データベースのユーザー名とパスワードをdevelopmentブロックに設定。

MySQLサーバーの起動

以下のコマンドでMySQLサーバーを起動する。

sudo systemctl start mysqld

稼働状況の確認は以下のコマンド。

systemctl status mysqld

Railsサーバーの起動

プロジェクトディレクトリーに移動する。

cd project_name

サーバー起動のコマンドを実行する。

rails s

Rails 6の場合は以下。

rails s -b 0.0.0.0

確認

この段階でホスト側のブラウザーで以下のURLからRailsのデフォルト画面が表示されることを確認。

localhost:3000

ファイル配置

ディレクトリー・ファイルの配置

プロジェクトの削除

  1. データベースを作成している場合、データベースが不要なら削除
    • rails db:drop
    • ただしMySQLレベルでデータベースが一切削除されてしまうので注意
  2. プロジェクトファイル群を削除
    • rm -rf project_name

実行例

実行例概要

demo_appという名前のプロジェクトを生成して結果を確認する。

最初はデータベースを設定せず、MySQLサーバーも起動しない。

プロジェクト生成

database.ymlの修正

config/database.ymlの内容を修正。

  • defaultブロック
    • データベースがmysql2であることを確認
    • usernamepasswordを設定
  • developmentブロック
    • database:はとりあえずコメントアウト
  • testブロック・productionブロック
    • とりあえず全てコメントアウト

最低限の構成は以下のとおり。

Railsサーバー起動

接続確認

ホストのブラウザーからlocalhost:3000に接続し、デフォルト画面を確認。

 

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