Linux – firewalld

概要

firewalldはファイアーウォールの機能を提供するサービス。

ステータスの確認

ステータスの確認にはsystemctlコマンドを使う。

active (running)の場合は実行中、inactive (dead)の場合は停止中。

ステータスの設定

ステータスの設定・変更には、suでsystemctlコマンドを使う。

firewalldの有効化

有効化はsudo systemctl start firewalld

firewalldの無効化

無効化はsudo systemctl stop firewalld

 

Linux – SELinux

概要

SELinuxはシステムへのアクセス制御のための機能。

ステータスの確認

SELinuxの動作状況はgetenforceコマンドで確認。

ステータスは3種類。

Permissive
アクセス制御は無効、警告メッセージを表示。
Enforcing
アクセス制御が有効。
Disabled
SELinuxは無効。

ステータスの変更

一時的な設定~setenforce

suでsetenforceコマンドを使い、Permissive/Enforcingを設定。

sudo setenforce 0/1

0でPermissing、1でEnforcing

起動時の設定~/etc/selinux/config

/etc/selinux/configファイル中、SELINUXの行をコメントアウトして設定すると、起動時のステータスが設定される。

 

Vagrant – MySQLのインストール – CentOS7

概要

Vagrant + VirtualBoxのCentOS7にMySQLをインストールした記録。

yumによるMySQLサイトからのダウンロード実行などのほか、パスワード設定でちょっと時間がかかった。

インストール

参考にさせていただいたサイト:【最新版】CentOSにMySQLをインストールする方法

レポジトリーへの登録

予めコンソールでVagrantのCentOSを起動しておき、MySQL Community Downloadsサイトで以下の作業。

  1. Red Hat Enterprise Linux 7 / Oracle Linux 7 (Architecture Independent), RPM Packageの”Download”をクリック
  2. ダウンロードページの下部、”No thanks, just start my download.”を右クリックしてURLをコピー
  3. CentOSのコンソールでsuとして以下を実行して、yumレポジトリーに追加

レポジトリーの確認

MySQLがレポジトリーにあることを確認。レポジトリーは/etc/yum.repos.d/に格納されている。

mysql-community-source.repomysql-community.repoの2つが確認できる。

MySQLのインストール

まだMySQLはレポジトリーに登録されただけなので、suでyumを使ってインストール。4分ほどかかった。

インストール確認

インストールされたMySQLのバージョンを確認。

MySQLの起動・停止

インストール直後の停止状態確認

状態確認は一般ユーザーでもsystemctlで可能。

MySQLサーバーの起動

起動するにはsuとしてsystemctlを実行する必要がある。

起動状態の確認

MySQLサーバーの停止

停止するにはsuとしてsystemctlを実行する必要がある。

パスワードの変更

初期状態でパスワードがわからない

MySQLインストール直後にrootでログインしようとしたとき、パスワードがわからずログインできなかった。

ログファイルの確認

初期パスワードはログファイルに残されているとのことで、ログからパスワードを確認。

参考にさせていただいたサイト:MySQL 5.7 をインストールしたら最初に行うセットアップ

ログイン成功

このパスワードを入力して無事ログイン。

最初のパスワード変更(強い制約)

CentOSのコマンドラインからmysql_secure_installationでパスワードを変更。このとき、デフォルトでパスワードに強い制約がかかっていて戸惑った。

  • ルートのパスワードを変更するか
  • anonymusユーザーを消すかどうか
  • リモートでのrootのログインを禁止するかどうか
  • テスト用のデータベースを削除するかどうか
  • 権限テーブルを再読み込みするかどうか

パスワード制約条件の変更

この時点のバージョンでは、パスワード検証の変数名がネット上の情報と少し違っていた。

パスワード制約の変更

パスワード制約の強度を一番低くし、文字数を6文字以上とした。

MySQLのUPDATEはエラー

MySQLのUPDATEでパスワード変更しようとしたが文法エラーで通らない。

mysqladminでパスワード変更に成功

CentOSのコマンドラインに戻ってmysqladminを試したところ、パスワード変更に成功。

 

Vagrant/CentOS7 – rbenv/Rubyインストール

概要

VagrantのCentOS7仮想環境にrbenv&Rubyをインストールした記録。

  • ホスト:Windows10
  • ゲスト:Vagrant + VirtualBox + bento/CentOS-7.7

Gitのインストール

yumによるGitのインストール

suでyumを実行してGitをインストールする。

確認

rbenvのインストール

ユーザー環境へのrbenvのダウンロード

カレントディレクトリーの確認。

Gitでユーザー環境にrbenvをclone(ダウンロード)。

/home/vagrand下に.rbenvフォルダーが作成され、その下にフォルダー・ファイル群が展開される。

.bash_profileの設定

$PATHの確認

.bash_profileの確認

PATHの追加

$echo 'export PATH=通したいパス:$PATH' >> .bash_profile

rbenvの場合は

echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile

起動時のrbenv init実行設定

echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile

設定後の.bash_profile

.bash_profileを修正したら、ターミナルを再起動して.bash_profileを反映させる。

rbenvの確認

ruby-build

ユーザー環境へのruby-buildのダウンロード

Gitでユーザー環境にruby-buildをclone(ダウンロード)。

Ruby

ライブラリーのインストール

gcc, make, openssl-devel, readline-develが必要になるので、yumでインストール。

インストール可能なパッケージの確認

ruby-envでインストール可能なパッケージを確認する。

  • -listは最近の安定バージョンのみ表示
  • --list-allはインストール可能な全バージョンを表示

Rubyのインストール

今回は3.0.0をインストール。3~4分ほどかかった。

デフォルトのRubyの設定

通常使うRubyにダウンロードした3.0.0を設定。

確認

参考サイト

 

Vagrant – 共有設定・カーネル更新

概要

  • Vagrantの仮想環境での共有フォルダ-設定
  • 環境はWindows10、Vagrant、VirtualBox、bento/Centos-7.7
  • この過程でカーネルのアップデートが必要

Vagrant初期起動

bento/Centos-7.7の前にCentos/7のBoxで共有設定をしたときにvagrant-vbguestパッケージをインストール済みだったので、GuestAdditionsの不整合は解決されている様子。

ただしkernelのバージョン不整合は解決されない。

SSH接続・カーネルアップデート

  • VagrantからSSH接続して仮想環境にログイン
  • 仮想環境下でyumによってカーネルをアップデート

Vagrant再起動

  • exitで仮想環境から抜けてホスト環境に戻る
  • ホスト環境でVagrantを再起動
  • ここでかなり時間をかけて環境設定が行われる

共有設定・再起動

  • 共有設定の最終段階
  • ホスト側の共有フォルダ-を作成
  • vagrantfileに1行追加
  • vagrant reloadでVagrantを再起動
  • 仮想環境下にもフォルダーが作成され、同期される

vagrantfile設定

config.vm.synced_folder "ホスト側パス", "ゲスト側パス"

  • 第1引数はホスト側パスで、vagrantfileからの相対パスで指定
    • ホスト側で共有ディレクトリーを作成しておく必要がある
  • 第2引数はゲストパスで、絶対パスで指定
    • ゲスト側の共有ディレクトリーはVagrantが作成してくれる

Vagrant再起動

Vagrantを再起動すると、共有フォルダ-が作成される。

フォルダー配置

  • ホスト側:C\vagrant\centos7\share
  • ゲスト側:/home/vagrant/share

 

 

Vagrant – 環境構築(旧)

概要

以降はVagrant導入後最初にインストールしたBoxの導入記録。

Vagrant CloudのCentos/7を選び、共有フォルダ-設定を試みたところ、なかなかうまく共有できなかった。

このBoxのリリースがv2004.01と結構古かったので、その後bento/Centos-7.7に変更し、比較的スムーズにフォルダー共有ができた。

Boxの導入

Boxのインストール

仮想環境のBoxをインストール。今回はVagrant Cloudから提供されているCentosOS/7を選んだ。

  • Vagrantからのインストールの場合は以下のコマンド。
    • >vagrant box add centos/7
  • 他のサイトからの場合、名前を指定してインストールする場合は以下のコマンド。
    • >vagrant box add name url/local_file

今回はVirtualBoxの仮想環境なので3を選択。以下の処理に10分オーダーの時間がかかる。

インストールされたBoxの存在確認。

この時点でSSDの容量は141 /237GB free。

仮想環境のVagrant設定

ドライブ直下にVagrantディレクトリー、その下にCentOS7のディレクトリーを作成し、そこに移動。

移動後のディレクトリー内で初期設定。ここでこのディレクトリー内にvagrantfileが作成されて、仮想環境が利用可能になる。

この時点でSSD 141/237GB freeとなり、6~7GBを使っている。

仮想環境の利用

仮想環境の起動

vagrant upコマンドで仮想環境を起動。

仮想環境へのログイン

現バージョンでは、Windowsでもvagrant sshで接続できた。

バージョンを確認。

実行中の仮想環境の確認

仮想マシンを立ち上げたコンソールとは別のコンソールを立ち上げ、vagrant statusで確認。

仮想環境からのログアウト

CentOSのexitコマンドでログアウト。

仮想環境の停止

Windowsプロンプトでvagran haltコマンドを実行して停止。

仮想環境停止の確認

停止後のWindows環境でvagrant statusを実行すると仮想環境の停止を確認できる。

 

MySQL – 日付・時刻のフォーマット

概要

日付、時刻のフォーマットにはDATE_FORMAT()、TIME_FORMAT()を使う。

DATE_FORMAT(date, format);

TIME_FORMAT(time, format);

datetimeにはDATETIME型の値を入れてもよい。

書式の雛形

以下のデータで日付・時刻の書式を確認する。

日付

日付4or2桁でゼロ埋め %Y %m %d
日付ゼロ埋めなし %y %c %e
月名(短縮/全部) %b / %M
曜日名(番号/短縮/全部) %w / %a / %W

※曜日番号は日曜~土曜が0~6

時刻

24時間制の時刻(ゼロ埋め) %H
24時間制の時刻(ゼロ埋めなし) %k
12時間制の時刻 %h
分(ゼロ埋め) %i
秒(ゼロ埋め) %s
AM/PM %p

※12時間制の時刻は0時/12時の扱いに一貫性がない。

 

Vagrant -vagrantfile

初期状態

VagrantとvirtualBoxのCentOS7をインストールして初期実行後のvagrantfileの内容。ファイルはCentOS7の環境構築で指定したディレクトリー下にある。

実質的な内容は以下のとおり。

 

Vagrant – メモリーとディスクの容量設定

準備

vagrantfile中、virtualBox設定の部分をコメントアウトし有効にする。

メモリーの設定

メモリーの割り当て容量設定は、vagrantfileに1行書くか、コメントアウトされている以下の行のコメントを外して容量を書き換えるとよい。

数値はMB単位のメモリー割当量で、上記は1024MB = 1GBを意味している。

ディスク容量の設定

仮想マシンのディスクに割り当てる容量を設定・変更する場合、プラグインをインストールした上でvagrantfileに1行追加する。

プラグインのインストール

ホスト側でvagrant-disksizeプラグインをインストールする。

vagrantfileへの追加

以下の1行をvagrantfileに追加する(***に割り当てる容量をGB単位で指定)。

config.disksize.size = "***GB"

設定の反映

メモリー/ディスクの設定をvagrantfileに書いた後、vagrantを起動/再起動する。

メモリーとディスクの容量のみ設定したvagrantfileの有効部分は以下のようになる。

メモリー容量の確認

ディスク容量の確認

 

MySQL – DISTINCTによる重複の排除

概要

DISTINCTはフィールドの重複を除いた結果を返す。

確認に使用するデータ

以下のデータを使う。日時ごとのパスタのメニューの注文票で、パスタはソースと麺の種類の組み合わせ。

フィールドの重複を除いた抽出

まずソース、麺それぞれのフィールドから重複を除いた結果を抽出。ソースの種類、麺の種類は3種類のため、それぞれ3つのレコードが返される。

日付による集計

日付単位の表示

DATETIMEで登録されているフィールドを日付のみの表現に変更する。その結果、同じ日付で複数のソースと麺の組み合わせのレコードになる。

日付ごとのユニークデータの数

単一のフィールド

単一フィールド中のユニークなデータの数は以下のようにしてカウントする。

COUNT(DISTINCT col)

以下は、日付ごとにグルーピングし、各日付で重複を除いたソースの数をカウントしている。2/2はクリームとトマトの2種類だけというのが反映されている。

また、日付ごとの麺の種類の数もカウントしてみる。2/2がスパゲッティーとリングイネの2種類になっている。

複数フィールド

複数フィールドの組み合わせがユニークなものの数のカウントは以下のようにする。

COUNT(DISTINCT CONCAT(col1, col2, ...))

以下の例では、ソースとパスタの組み合わせがユニークなものの数を日付ごとに集計する。2/2はトマトスパゲッティーが2回、2/3はオイルスパゲッティーがあり、重複を除いてカウントしている。