条件付き確率~ベイズの定理

基本

条件付き確率~ベイズの定理(Baye’s theorem)はとっつきにくいが、記号の使い方や図で理解することでわかりやすくなる。

事象Cが起こったときの事象Tの条件付き確率は、以下で計算される。

(1)    \begin{equation*} P(T|C) = \frac{P(T \cap C)}{P(C)} \end{equation*}

事象の記号ににABを使うのが一般的だが、私にはどちらが条件で、どちらを最終的に求めたいのかわかりにくいので、ここでT:Target、C:Conditionの記号を使った

P(C)は事前確率、P(T|C)は事後確率、P(T \cap C)は同時確率と呼ばれる。

ここでP(T \cap C) = P(T|C)P(C) = P(C|T)P(T)から、以下のようにも表現される。

(2)    \begin{equation*} P(T|C) = \frac{P(C|T)P(T)}{P(C)} \end{equation*}

一般表現

より一般的には、事象T_i (i=1,2,\ldots ,n)は互いに排反で、C \subset T_1 \cup T_2 \ldots \cup T_nとするとき、

(3)    \begin{equation*} P(T_k |C) = \frac{P(C|T_k)P(T_k)}{\displaystyle \sum_{i=1}^n P(C|T_i)P(T_i)} \end{equation*}

たとえばT_kが背反する2事象、すなわちT, \overline{T}の場合は以下のようになる。

(4)    \begin{equation*} P(T|C) = \frac{P(C|T)P(T)}{P(C|T)P(T) + P(C|\overline{T})P(\overline{T})} \end{equation*}

具体例として、癌などの難病の検査に関する問題が見られる。

また、ベイズの定理についてこちらでもう少し詳しい解釈をしている。

 

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