Rails – DB操作~基礎的な読み書き

概要

  • Railsでデータベースを操作する場合、フォームの入力~モデル~データベースを自動で関連付ける方法が一般的
  • ここでは、モデルオブジェクトを直接操作してデータベースとの間での書き込み・読み込み処理を整理する

手順

書き込み

手順は以下の通り。

  1. カラム=プロパティーを指定してモデルインスタンスを生成
    • @model_name = ModelName.new(col1: val1, ...)
  2. インスタンスメソッドsaveでデータベースに書き込み
    • @model_name.save
  3. 結果として返されるtrue/falseに応じて必要な処理を行う

読み込み

全データを読み出す場合、モデルクラスのクラスメソッドallを使う。

  • @model_names = ModelName.all

この変数をviewなどで利用するときは、各フィールドをプロパティーとして参照する。

  • @model_names.col1

 

Rails – モデル生成とマイグレーション

概要

Railsでは、データベースのテーブルをモデルを通して扱う。そのための開発時点での操作は以下のとおり。

  1. モデルの生成・操作
  2. マイグレーションによるテーブルの生成・操作

モデルの生成・削除

モデルの生成

テーブルに対して1つのモデルを生成する。

基本形は以下のコマンド。

rails generate model model_name

生成時にテーブルのフィールド名とフィールドの型を指定する場合(フィールド指定の間はスペース)。

rails generate model model_name col1:type col2:type ... 

フィールドの型

  • primary_key
  • binary, boolean
  • date, datetime, time, timestamp
  • decimal, float, integer
  • string, text

生成されるファイル

実行後、モデルクラスとマイグレーションの2つのクラスファイルが生成される。

モデルクラスファイル

app_name/app/models/model_name

  • ファイルの内容はクラス定義
  • クラス名はモデル名のパスカルケース(ModelName)
  • ApplicationRecordを継承

マイグレーションファイル

app_name/db/migrate/yyyymmddhhmmss_create_model_name.rb

  • テーブルを扱うマイグレーションクラスが定義される
  • マイグレーションクラスはActiveRecordモジュールのMigrationクラスを継承している
  • マイグレーションクラスのクラス 名はCreateModelNames
    • パスカルケース
    • 最後にsがついた複数形
  • マイグレーションクラスのcreate_tableはDSL(ドメイン固有言語、Railsdoc)
    • テーブル名はスネークケースでモデル名の複数形
    • 生成時にフィールド名と型を指定した場合、create_tableブロック内でフィールドが定義される

モデルの削除

モデルの削除は以下のコマンドで、モデルクラスファイルとマイグレーションファイルが削除される。

rails destroy model model_name

ただしデータベース上のテーブルは削除されない。

テーブルの生成・削除

テーブルの生成

以下のコマンドで、マイグレーションファイルの設定に従ってデータベースにテーブルが生成される。

rails db:migrate

モデル生成時にフィールドを指定しなかった場合やモデル生成後にフィールドを追加する場合は、マイグレーションファイルにフィールドを追加する。

一度migrateした後にマイグレーションファイルを修正して再度migrateしても反映されない。一旦rails db:rollbackでテーブル生成前の状態に戻してからマイグレーションファイルを修正して再度実行。

テーブルの削除

ロールバック

  • rails db:rollbackで直前に生成したテーブルを削除

MySQLでの削除

  • MySQLのコンソールでDROP TABLEを実行

マイグレーション

model_nameモデルのmodel_namesテーブルを例にとる。

  • model_nameモデルを削除
    • rails destroy model model_name
  • 以下のコマンドでダミーのマイグレーションファイルを生成
    • rails generate migration 任意の名前
  • マイグレーションファイルのdef changeブロックに以下を追加
    • drop_table: model_names
  • rails db:migrationを実行
  • db/migrate/マイグレーションファイルを削除

実行例

 モデルの生成

demo_recordという名前でモデルを生成する。このモデルはname:stringage:integerの2つのフィールドを持つモデルを生成する。

モデルファイル

モデルファイルがapp/modelsの下に作成される。モデルファイル名はモデル生成時のモデル名のスネークケースになっている。

モデルファイルの内容はモデルクラスの定義で、生成当初は空の定義。モデルクラス名がモデル名のパスカルケースになっている。

マイグレーションファイル

マイグレーションファイルがdb/migrateの下に作成される。

マイグレーションファイルの内容はテーブル生成クラスの定義で、create_tableブロックの中でフィールドの名前と型を指定している。

  • モデル名demo_recordに対して生成されるテーブルクラス名はCreateDemoRecordsで、接頭辞Createにモデル名に複数形のsがついたパスカルケース
  • create_tableブロックでフィールドの型とフィールド名を定義

テーブルの生成~マイグレーション

rails db:migrateコマンドにより、マイグレーションファイルの設定に基づいてテーブルを生成する。

rails dbconsoleでテーブルが生成されていることを確認する。

生成されたテーブルの構成を確認。

マイグレーションの状態確認

db:migration:statusでマイグレーションの状況を確認できる。部分的にロールバックした時などの確認に便利。

ロールバック

すべてロールバック

rails db:rollbackにより、いったんテーブル作成前の状態に戻す。

MySQLで確認すると、テーブルはなくなっている。

ロールバックステップ指定

rails db:migrate STEP=nでロールバックするステップ数を指定可能。STEPは大文字でないと機能しない。

 

マイグレーションファイルへの追記

マイグレーションファイルに新たなフィールドを1行追加する。

再度マイグレート。

MySQLで確認すると、テーブルが作成されている。

新たなフィールドが追加されているのが確認できる。

 

Rails – 基礎的なフォーム

概要

フォームとのパラメーターのやりとりのみを確認する。

  • 既存のビューにフォーム関係のタグを書き、新たなアクションに送信する
  • 既存のコントローラーにそのアクションを追加し、フォームからのデータをパラメータとして受け取る
  • 受け取ったパラメーターをフォームを書いた既存のビューに渡してレンダリング
  • フォーム関連のタグをヘルパーに置き換える

元になる枠組み

  • プロジェクト:demo_app
  • コントローラー:demo_contents
  • アクション:top_page
  • ビュー:top_page.html.erb

STEP-1~form_tag

ビューファイルへのフォームの記述

top_page.html.erbに以下の内容を記述。

上記のform_tagは、submitされた内容を指定したアクションにpostするformタグを生成する。

ただし直接formタグを書くと”invalid authenticity token”エラーになる。

コントローラーにアクション追加

フォームからPOSTで送られる内容を受けるアクションを、コントローラにメソッドとして追加する。

ルーティングの追加

config/routes.rbファイルに、POSTに対するアクションメソッドへのルーティングを追加する。

アクションの確認

ルートページにフォームが表示され、テキストボックスにメモを入力して送信ボタンを押すと、Railsサーバーにデータが送られている様子が表示される。

STEP-2~params

params変数の確認

  • フォームからsubmitされたときのフォーム要素の値は、params変数に格納される
  • params変数はハッシュで、フォーム要素のname属性で指定した内容がキーになる

確認のため、demo_contentsコントローラーのpost_memoアクションに1行追加する。

ここでテキストボックスにメモを入力して送信すると、Railsサーバーにその内容が表示される。

params変数のHTMLへの反映

上記のpost_memoアクションの内容を以下の様に変更する。

  • viewから参照可能な@memoにフォームから受け取ったparams[:memo]の内容をセット
  • トップページへのレンダリングとreturn

@変数はクラスのインスタンス変数で、これをアクションとビューで共有できる。

またビューファイルtop_page.html.erbに以下の様に追記する。コントローラーでセットされた@memoの内容をHTMLで表示させている。

この結果、送信ボタンを押すと入力したメモの内容がtop_pageに表示されるようになる。

STEP-3~フォームヘルパー

フォーム内の要素を、以下の様にフォームヘルパー関数に書き換える。

さらにformヘルパーはhiddenタイプのinputタグを追加するが、これはCSRF対策のため

上記のlabel_tagtext_field_tagsubmit_tagはそれぞれ対応するタグに変換される~フォームヘルパー(旧)

form_tagヘルパーのまとめ

フォーム全体

  • form_tag…endヘルパーでフォーム全体を囲む
  • form_tagではポスト先のURLを指定する
  • ポスト先のURLはroutes.rbでポスト先アクションにルーティングしておく

フォーム内のヘルパー

  • label、inputタグに置き換えられるヘルパーの多くは、第1引数にname属性に対応する引数をとる
  • この名前引数には、一般にシンボルがあてられる

受信側での扱い

  • 受信側ではparamsというハッシュにフォームからの受信結果が入れられる
  • 受信のためにルーティングされたアクション内で、このparamsを参照する
  • paramsのキーに、フォームでname属性に指定したシンボルを使って値を読み出す

 

Rails – フォームヘルパー(旧)

共通事項

名前の指定

タグのid/nameやラベルのforに指定する識別子の指定方法に、文字列とシンボルの2種類がある。

text_field_tag(:name)
text_field_tag("name")

いずれも生成されるタグはid/nameに文字列が設定される。

<input type="text" id="name" name="name">

基本系

form_tag

form_tagfomタグを生成する(Railsdoc)。

form_tag(action [option/HTML_attr/event]) do
end

アクションを指定

メソッドを指定

multipart指定

 

submit_tag

submit_taginputタグのtype="submit"を生成する(Railsdoc)。

submit_tag([button_name , option/HTML_attr/event])

ボタン名を指定:第1引数はボタン名

無効化

POST中の表示の指定

label_tag

label_tagはフォーム要素と関連付けられたラベルタグを生成する(Railsdoc)。

label_tag(id&name [, contents [, HTML_attr or event])

識別子と内容を指定

テキスト入力系

text_field_tag

text_field_taginputタグのtype="text"を生成する(Railsdoc)。

text_field_tag(id&name [, value, option/HTML_attr/event])

識別子のみ指定:第1引数がidとnameにセットされる

値を指定:第2引数がvalueの値になる

識別子とプレースホルダーを指定

クラス指定

 

Rails – ルーティング

ルーティングファイルの役割

RailsがユーザーのブラウザーからGETやPOSTなどのリクエストを受け取ると、まずルーティングファイルを参照する。

ルーティングファイルには、リクエストの種類、リクエストのターゲットURL、ターゲットURLに対応するコントローラーとアクションが記述されている。

その内容に従って必要なコントローラーが呼び出されて処理を行った後、ユーザー側へレンダリングされた内容が返される。

ファイルの位置とファイル名

ルーティングファイル(routes.rb)は、プロジェクト生成時にconfigディレクトリー下に生成される。

config/routes.rb

ファイルの内容

アクションを指定してコントローラーを生成すると、routes.rbにそのアクションへのルーティングを記述した1行が追加される。

たとえばコントローラーとしてdemo_contents、そのアクションとしてtop_pageを指定して生成すると以下のような内容でルーティングの記述が追加される。

一方、アクションを指定せずにコントローラーだけ指定して生成すると、route.rbへの追加は行われない。

基本的なルーティングの書き方

URL指定

以下の3つの記述は全て等価で、ブラウザーからURLをlocalhost:3000/demo_contents/top_pageと指定してGETリクエストしたとき、demo_contentsコントローラーのtop_pageアクションが実行される。

2つ目と3つ目の記述法では、URLに他の表現を設定することが可能。

以下の例ではlocalhost:3000/fooを指定した時に、demo_contentsコントローラーのtop_pageアクションが実行される。

ルートページの指定

ルートページとして特定のコントローラー・アクションを設定するときは、以下の様に記述する。

項設定すると、localhost:3000のようにブラウザーからリクエストするとdemo_contentstop_pageアクションが実行される。

基礎的なルーティング

rails routesによるルーティングの確認、to:によるURLの置き換え、as:による名前付けなどの基礎的な事項は以下にまとめた。

基礎的なルーティング

RESTful

今後

 

Rails – コントローラー/ビュー~ページの作成

概要

プロジェクト生成直後などに、コントローラーとアクションを生成してページをつくり、確認する。

生成時

  • コントローラーファイルが生成される
  • アクションに対してビューファイルが生成される
  • リクエストに対するコントローラーとアクションのルーティングが定義される

実行時

  • ユーザー側のブラウザー/クライアントからGETなどのリクエストでページが要求される
  • リクエストはプロジェクトのroutes.rbファイルの内容に従ってコントローラークラスのアクションメソッドに送られる
  • アクションメソッドは必要な内容を実行し、ビューファイルをレンダリング
  • レンダリングされたページがコントローラーを介してクライアントに送られる

手順

ディレクトリーの移動

プロジェクトディレクトリーに移動する。

cd project_name

コントローラーとアクションの生成

以下のコマンドでコンローラーを作成する。アクションを指定しない時はaction_nameを省略してもよい。

rails generate controller controller_name action_name 

プロジェクトディレクトリー下に以下のファイルが作成される。

  • app/controllers/controller_name_controller.rb
  • app/views/controller_name/action_name.html.erb
  • app/assets/stylesheets/controller_name.scss

コントローラーファイル

ファイルの位置とファイル名

app/controllers下のファイルにコントローラーのクラスが定義される。

クラスファイル名はスネークケース末尾に'_controller'がつけられる。拡張子は.rb

  • controller_name_controller.rb

ファイルの内容

ファイル内容はクラス定義で、コントローラーとアクションを指定して生成した場合、以下が定義されている。

  • コントローラークラス
    • コントローラークラスはApplicationControllerクラスを継承
    • クラス名はパスカルケースで、末尾に'_Controller'がつけられる
      • ControllerNameController
  • アクションメソッド
    • コントローラークラスのメソッドとして定義される
    • アクション名はスネークケース
      • action_name

後からアクションを追加する場合、コントロールクラスのメソッドとして追加し、ルーティングを設定する。

ビューファイル

ファイルの位置とファイル名

app/viewsディレクトリーの下にコントローラー名と同じフォルダーが作成され、その下にアクション名と同じ名前のスネークケースでアクションメソッドが定義される。拡張子は.html.erb

app/views/demo_contents/top_page.html.erb

ファイルの内容

コントローラー追加直後のビューファイルの内容はシンプルで、コントローラー#ビューの表示がH1要素で、その場所がp要素で書かれている。

後からアクションを追加する場合、アクション名と同じファイル名でhtml.erbファイルを作成し、その内容にHTMLを書いていく。

スタイルシート

ファイルの位置とファイル名

コントローラーを生成すると、アプリケーション固有のスタイルシートがapp/assets/stylesheetsにつくられる。ファイル名はコントローラーと同じスネークケースで拡張子は.scss

app/assets/stylesheets/controller_name.scss

拡張子からわかるように、スタイルシートはSCSSで書くことを想定している。

ファイルの内容

ファイルの内容はコメントのみで、ゼロからスタイルを指定するようになっている。

参照:Railsにおけるスタイルシートの設定

ルーティングファイル

ファイルの位置とファイル名

ルーティングファイルはconfigディレクトリー下のroutes.rbファイル。

config/routes.rb

ファイルの内容

コントローラーが生成されるのに合わせて、routes.rbに1行追加される。

この場合、ブラウザー側からは以下のURLでアクセスするとアクションメソッドで指定したページが表示される。

localhost:3000/controller_name/action_name

参照:Railsにおけるルーティング基礎的なルーティング

確認

ここでプロジェクトディレクトリー下でRailsサーバーを立ち上げる

rails s -b 0.0.0.0

その後ホストのブラウザーで以下のURLを直に入力すると、シンプルなページが表示される。

localhost:3000/controller_name/action_name

ページの削除

コントローラーの削除は以下のコマンドで実行。

rails destroy controller controller_name

このコマンドでコントローラーファイルやビューファイルなどはきれいに削除されるが、routes.rbの記述だけは残るため別途削除する必要がある。

実行例

コントローラーとアクションの生成

demo_appというプロジェクトを作成した後、demo_contentsというコントローラーとその下のtop_pageというアクションを定義する。

コントローラーファイル

ファイルの位置と名前

app/controllersディレクトリーの下に以下のファイルが生成される。

demo_contents_controller.rb

ファイル名はスネークケースで、コントローラー名の後ろに_controllersが付加される。拡張子は.rb

ファイルの内容

パスカルケースでコントローラークラスの空の定義が生成される。この場合はdemo_contentsからDemoContentsControllerクラスが定義され、メソッド名はスネークケースでtop_pageとなっている。

ビューファイル

新たに作成されたapp/views/demo_contentsディレクトリーに、アクションに対応したビューファイルが生成されている。

この場合、ディレクトリー名がコントローラー名demo_contents、ビューファイル名がアクション名に基づいてtest_page.html.erbとなっている。

ファイルの内容はシンプルなHTML。

  • H1要素でコントローラークラス名とアクション名(DemoContents#top_page)を表示
  • p要素でビューファイルのパスを表示(app/views/demo_contents/top_page.html.erb)

スタイルシート

app/assets/stylesheets/に作成されたスタイルシート(demo_contents.scss)の内容を確認してみる。コメントのみの空の内容なのが確認できる。

ルーティングファイル

config/routes.rbを確認すると1行追加されている。

 

以下のURLでアクションで設定されたページが表示される。

localhost:3000/demo_contents/top_page

表示結果は以下のとおりシンプル。

Rails – プロジェクトの生成と確認

概要

Railsのプロジェクトの開始は、おおむね次の手順による。

  1. プロジェクトファイル群の生成
  2. タイムゾーン設定
  3. MySQLサーバー起動
  4. Railsサーバー起動

ここまででRailsが準備したデフォルトのページが表示される。

手順

プロジェクトファイル群の作成

コマンドラインで以下を実行。RailsはデフォルトでSQLiteを使うので、MySQLを使うためにはプロジェクト生成時に指定する。

rails new project_name -d mysql
rails new project_name --database=mysql

project_nameでディレクトリーが作られ、その下にサブディレクトリ―やファイル群が作成される

タイムゾーンの設定

project_name/config/application.rbファイルを開く

以下の2行をclass Application...endの間、config.load_defaultsの下に追加

database.ymlの編集

MySQLをデータベースに指定しているので、config/database.ymlの編集が必要になる。

最低限、データベースのユーザー名とパスワードをdevelopmentブロックに設定。

MySQLサーバーの起動

以下のコマンドでMySQLサーバーを起動する。

sudo systemctl start mysqld

稼働状況の確認は以下のコマンド。

systemctl status mysqld

Railsサーバーの起動

プロジェクトディレクトリーに移動する。

cd project_name

サーバー起動のコマンドを実行する。

rails s

Rails 6の場合は以下。

rails s -b 0.0.0.0

確認

この段階でホスト側のブラウザーで以下のURLからRailsのデフォルト画面が表示されることを確認。

localhost:3000

ファイル配置

ディレクトリー・ファイルの配置

プロジェクトの削除

  1. データベースを作成している場合、データベースが不要なら削除
    • rails db:drop
    • ただしMySQLレベルでデータベースが一切削除されてしまうので注意
  2. プロジェクトファイル群を削除
    • rm -rf project_name

実行例

実行例概要

demo_appという名前のプロジェクトを生成して結果を確認する。

最初はデータベースを設定せず、MySQLサーバーも起動しない。

プロジェクト生成

database.ymlの修正

config/database.ymlの内容を修正。

  • defaultブロック
    • データベースがmysql2であることを確認
    • usernamepasswordを設定
  • developmentブロック
    • database:はとりあえずコメントアウト
  • testブロック・productionブロック
    • とりあえず全てコメントアウト

最低限の構成は以下のとおり。

Railsサーバー起動

接続確認

ホストのブラウザーからlocalhost:3000に接続し、デフォルト画面を確認。

 

Rails – ファイル配置

Railsバージョン

Rails 6.1.3

ファイル配置

ディレクトリー

.git
  • branches
  • hooks
  • info
  • objects
  • refs
  • HEAD
  • config
  • description
app
  • assets
    • config
    • images
    • stylesheets
  • channels
    • application_cable
      • channel.rb
      • connection.rb
  • controllers
    • concerns
      • .keep
    • application_controller.rb
    • コントローラー名_controller.rb
  • helpers
    • application_helper.rb
    • コントローラー名_helper.rb
  • jobs
    • application_job.rb
  • mailers
    • application_mailer.rb
  • models
    • concerns
      • .keep
    • application_record.rb
  • views
    • layouts
      • application.html.erb
      • mailer.html.erb
      • mailer.text.erb
    • コントローラー名
      • アクション名.html.erb
bin
  • bundle
  • rails
  • rake
  • setup
  • spring
  • webpack
  • webpack-dev-server
  • yarn
config
  • envitonments
    • development.rb
    • production.rb
    • test.rb
  • initializers
    • application_controller_renderer.rb
    • assets.rb
    • backtrace_silencers.rb
    • content_security_policy.rb
    • cookies_serializer.rb
    • filter_parameter_logging.rb
    • inflections.rb
    • mime_types.rb
    • permissions_policy.rb
    • wrap_parameters.rb
  • locales
    • en.yml
  • webpack
    • development.js
    • environment.js
    • production.js
    • test.js
  • application.rb
  • boot.rb
  • cable.yml
  • credentials.yml.enc
  • database.yml
  • environment.rb
  • master.key
  • puma.rb
  • routes.rb
  • spring.rb
  • storage.yma
  • webpacker.yml
db
  • seeds.rb
lib
  • assets
  • tasks
log
  • .keep
  • development.log
node_modules
  • 多数のライブリーディレクトリー
public
  • packs
    • js
  • 404.html
  • 422.html
  • 500.html
  • apple-touch-icon-precomposed.png
  • apple-touch-icon.png
  • favicon.ico
  • robots.txt
storage
  • .keep
test
  • channels
  • controllers
  • fixtures
  • helpers
  • integration
  • mailers
  • models
  • system
  • test_helper.rb
tmp
vendor
  • .keep

ファイル

  • .browserslistrc
  • .gitattributes
  • .gitignore
  • .ruby-version
  • Gemfile
  • Gemfile.lock
  • README.md
  • Rakefile
  • babel.config.js
  • config.ru
  • package.json
  • postcss.config.js
  • yarn.lock

Rails – erbのコメントアウト

概要

Railsで生成される.html.erbファイル中のスクリプト部分のコメントアウトについて。

たとえば以下のコードをコメントアウトする場合。

<!– —>は使えない

HTMLのコメントアウトでは実行を抑止できない。

#~1行コメント

Rubyの#で1行をコメントアウトできる。HTMLソース中には表示されない。

スクリプトタグの中でコメントアウトする場合、既存の<%の後ろに#を追加。

スクリプトタグの外でコメントアウトする場合、先頭に<%#を追加。この場合は最初に%>が現れるまでの内容がコメントになるので、末尾に%>を追加しなくてもよい。コメントアウトを戻すときも先頭の<%#だけを削除。

=begin…=end~複数行コメント

Rubyの=begin...=endによる複数行コメントを使う。=begin=endとも行頭になければならない。

ファイルの末尾でエラーが出ることがあり、見栄え・打ち込みやすさの点からあまりよろしくない。

<% if false %>…<% end %>

falseで実行されないifクローズで該当する部分を囲む方法。

直感的にコメントだと認識し難いのが難点。

空のメソッドで囲む方法

共通で参照可能な場所に以下のような関数を定義する。

そしてコメントアウトしたい部分を関数で囲む。

 

Vagrant/CentOS7 – rbenv/Rubyインストール

概要

VagrantのCentOS7仮想環境にrbenv&Rubyをインストールした記録。

  • ホスト:Windows10
  • ゲスト:Vagrant + VirtualBox + bento/CentOS-7.7

Gitのインストール

yumによるGitのインストール

suでyumを実行してGitをインストールする。

確認

rbenvのインストール

ユーザー環境へのrbenvのダウンロード

カレントディレクトリーの確認。

Gitでユーザー環境にrbenvをclone(ダウンロード)。

/home/vagrand下に.rbenvフォルダーが作成され、その下にフォルダー・ファイル群が展開される。

.bash_profileの設定

$PATHの確認

.bash_profileの確認

PATHの追加

$echo 'export PATH=通したいパス:$PATH' >> .bash_profile

rbenvの場合は

echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile

起動時のrbenv init実行設定

echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile

設定後の.bash_profile

.bash_profileを修正したら、ターミナルを再起動して.bash_profileを反映させる。

rbenvの確認

ruby-build

ユーザー環境へのruby-buildのダウンロード

Gitでユーザー環境にruby-buildをclone(ダウンロード)。

Ruby

ライブラリーのインストール

gcc, make, openssl-devel, readline-develが必要になるので、yumでインストール。

インストール可能なパッケージの確認

ruby-envでインストール可能なパッケージを確認する。

  • -listは最近の安定バージョンのみ表示
  • --list-allはインストール可能な全バージョンを表示

Rubyのインストール

今回は3.0.0をインストール。3~4分ほどかかった。

デフォルトのRubyの設定

通常使うRubyにダウンロードした3.0.0を設定。

確認

参考サイト