標本分散は次式で求められる。このと、母分散の関係を導いてゆく。
(1)
以後、のパラメータを省略する。まずを母平均として、を以下のように変形する。
(2)
これより、標本分散の期待値は以下のようになる。
(3)
1項目については、
(4)
また第2項目は標本平均の分散より、
(5)
これらより、標本分散の期待値は以下のようになる。
(6)
式(6)より、母分散を得るために以下のように変形。
(7)
これは、左辺の()の中が母分散の不偏推定量であることを示している。このことから、母分散に対する不偏分散は次式で表される。
(8)
不偏分散の分母がとなっているのは、母分散ならとなるところが、標本の計算ではであり、が他の標本から計算されることから、変数の数(自由度)が1少ないことを表している。自由度が少なければ、目指す値を計算するデータが一つ少なくなり、ばらつきはその分大きくなる。
(8)式の右辺、2乗かと.
ありがとうございます。参考になりました。